バスは1時間に1本(でした)(箕面森町)

箕面森町で唯一の公共交通機関、阪急バス。千里中央から箕面トンネルをくぐってまっすぐ、25分で到達します。
2007年10月から運行を開始し、僕が行った正月時点ではほぼ1時間に1本でしたが、入居開始を控えてこの3月20日から30分に1本に増便されました。(入居前からバス路線をつくったのは、隣の東ときわ台の人たちと、下見の人たちの利便を考えたようです。)
こうやって新しいバスの路線が出来、だんだん充実していくさまは、千里ニュータウンの初期を思い出させます。40年ほど前、北町行きのバスができた、西町行きのバスができたと北千里駅前の掲示で見つけては、父と終点まで新しいバス路線に乗って行って、偵察して帰ってきたものです。
…とは言え、バスが開通したばかりの終点なんて、だいたいまだな~んにもありませんでした!千里中央の一帯は見渡すかぎりの原野で、工事車両が走り回っていただけ…まるで西部劇の開拓地でした。でも、その「何もない」ことを確認して帰ってくるのが楽しかったのです。町に毛細血管が伸びていくように、バス路線が広がっていくのを地図に書き加えるのが面白く、一時期は「バスフェチ」にさえなってしまったものでした。それは、町ができていく楽しさでした。
…というのと似たようなことを今もやっているわけですが…。ちなみにこの千里中央-箕面森町のバス路線、系統番号は「1」番で、それだけ力が入っているのかどうか…はわかりませんが…

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