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名前を聞いたことぐらいしかない中国の武漢という都市で始まった新型コロナウィルスの感染は、もう日本の話になり、学校が1ヵ月休みになったり、イベントやセミナーがつぎつぎと中止・延期になったり、トイレット・ペーパーが店頭から消えるという(科学的な関係がない)ところまで影響が広がってきました。

とくに高齢や持病のある方、子供が突然1ヵ月休みになった方、お店関係の方への影響は心配がはてしないことと思います。直接の影響が少ない郊外の退職ニュータウンマニアでも、陰鬱な気分になってしまいます。

それでも日は毎日着実に長くなっていくし、外に出れば春の気配は騒ぎと関係なく近づいてはいるんですよね。

こちらは千里南公園の中にある阪急千里線、千里トンネル入口。真上までアプローチすることができます。阪急という会社はもともと小林一三氏がトンネルが嫌いで、大阪でも神戸でもライバルの阪神は地下を使って都心に乗り入れているのに阪急はどちらも高架。建設費はかかるし眺めは悪いしメンテは大変だし不衛生だし…という「トンネル嫌いな理由」をどこかで読んだことがありますが、たしかに!戦時中の京阪合併前の阪急建設部分にはトンネルが1ヵ所もなく、今でも、阪急でトンネルになっているのは旧新京阪の流れをくむ京都市内の部分と、一三翁が没後に地下鉄接続のため地下化された天六の付近と…両側に出口がある中間トンネルは、阪急全線の中でもこの千里トンネルだけなのです。

じゃあそこまでトンネル嫌いな阪急が、なぜここだけトンネルを造ったかというと、ニュータウンの公園を分断したくなかった大阪府が、切通しでいかしてくださいよと主張した阪急を説得して公園の一体性を重視したから、ここはトンネルになったのです。阪急も結局、大阪府の意向を汲んで、協力したのでした。

都市設計の情熱が伝わってくるようなエピソードですね。春の日に光るレールは昨今のユーウツを忘れさせてくれます。

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  1. 2020年 3月 02日

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