公園につづくタウンハウス(ハワイ・カポレイ)

(2019年8月に訪問した時の記録です。)ハワイ・オアフ島のカポレイ地区。の中でもまだ開発中の「ニュータウンの中のニュータウン」。ここでは比較的コンパクトなタウンハウスが主体になっていますが、こちらは遊歩道をはさんで公園と一体化しています。クルマは裏手に停めるようになっています。

自分の庭はないけど、公園が自分の庭のように感じられる…という工夫ですね。しかも公園が廃止されない限り、絶対に前にはモノが建たないわけです。

ハワイはのんびりと、どこまでも広々していて…というのは外来者のイリュージョンで、実際は(少なくともホノルル周辺では)人口が増加していて、不動産が高くなって、どうやって住環境を保ちながら人口を収容するか?という課題があり、それは千里ニュータウンの開発初期に通じるものがあるわけです。

一方ではゲーテッド化していくコミュニティもあり、日本でも「なんちゃってゲーテッド」のマンションや住宅街が見られるようになってきましたが、アメリカは格差社会だと言いながら、敷地を「開いていく」志向がたえずあるように思えるのは、贔屓目でしょうか。

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  1. 2020年 4月 23日

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