竹見台のスターハウスを眺める定番アングルと言えば、牛ヶ首池越しの光景と、もうひとつは、ここ。南千里駅のホーム(北千里方面行き)からの光景です。

中心に建っているのが、耐震改修をしたC27棟(なんでこんな色に変えたんだ~!)。左後ろに控えるのが、オリジナルの外観を保っているC28棟。そして右後ろが、C26棟を建て替えた「101棟」です。まだ工事が続いています。

今はちょうど、3種類の外観が楽しめます。元は3棟の外観が揃っていたのですが、このようにバリエーションができても建物の軸と高さがだいたい揃っていると気持ちがいいですね。

101棟が完成すれば、C28棟は住民がそちらに移って、解体が始まると聞いています。最終的には、どうなるのでしょう?C28棟の跡にもスターが建つのか、全体でどうまとめるのか、僕は情報を聞いていません。

阪急で大阪市内から帰ってきてこのホームに降り立った時、「ああ、千里ニュータウンに帰ってきたー」とほっとする風景が、これなんですよね。竹見台や南千里住民だけでない、千里のシンボリックな景観です。疑い深くてすみませんが、「えー、なんでこうしちゃったの~?」という結末にならないことを切に願っています。(それにしてもC27棟は、なんでこんな色に変えたんだ~!)

もうひとつ楽しいお知らせ。この交差点の手前の土地は、南千里駅が「新千里山駅」と言っていた頃から万博開会直前の1970年2月末に改札が今の位置に移るまでの7年間、千里一円への路線バスが発着していた由緒ある場所ですが、今は市有地で、吹田市が「南千里庁舎」(駅の少し南にある)と「北消防署」を合築した建物を建てることになっています。この視界のヌケはたぶん失われてしまいますが、「なんでこの場所にこんなもの建てるかな?」というデザインにならないことを、切に切に願っています…

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

好評発売中!

CITY LIFE刊のムックガイド。「歴史文化」「まちづくり」の取材が丁寧で大充実。「北千里を歩く象」の記事で協力しました。こちらから購入できます。

好評発売中!

樹林舎刊の写真集『吹田市の昭和』の千里ニュータウン部分を中心に、コラム執筆や写真のアレンジ、事実関係の確認などを担当しました。限定1,500部。書店でお申し込みください。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る