また上海へ行ってきました。

上海万博は10月31日まで!この機会を逃すとこれだけの規模の万博はそうそうないだろう…というわけで、大阪万博隣町育ちの私は、6月に引き続き2回目の上海万博に行ってきました。最後の1ヵ月になると中国では国慶節という大ホリデーがあるし、かけこみでめちゃくちゃ混むんじゃないかと考え、かろうじて9月中に行って帰ってきました。
「今しかない万博」に全日程捧げようと最初は考えていたのですが、一緒に行った中国生活経験ありの同僚が「ニュータウン見学つきあっていいですよ」と少々興味ありげだったので、1日はまたニュータウン見てきちゃいました…こんな町が世界にあるのかというびっくりニュータウン!(そのレポートは追って…)
この写真はびっくりニュータウンとは別で、万博会場入口に隣接した新しいタワーマンション群。こういうモダンなテントと新築団地のセットは、1970年千里丘陵を思い出させます。上海万博の会場は都心に隣接した工場住宅混在地区を再開発した一角で、このマンションも万博と関連して再開発されたのでしょう。都心すぐの場所ですから、当然いかにも高級です。上海の不動産相場は東京に匹敵するほどの値段で、物価水準の差を考えると「めちゃくちゃ高い」と言えるでしょう。
万博建設のために立ち退いた人たちのための公営住宅ニュータウンが少し郊外に造られていることは前にもレポートしましたが、すぐ隣地に移転させるという発想はなかったようですね…。利用価値の高い都心部は「高級化」し、老朽住宅に住んでいた人たちは郊外の新しい団地に移す…という路線があるようです。日本より資本主義的?
カッコイー!都市的景観も、よくよく見てると国情の違いが反映されていることが見えてきます。

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