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- 機能的なタウン・センター(イギリス・ハーロウ)
(2013年8月に訪問した時の記録です。)千里がモデルにしたというハーロウ・ニュータウンのタウン・センターは、駅から離れているとはいえタクシーに乗れば5分あまりで着いてしまいました。
こちらバスターミナル。うーん、素っ気ない!コンクリートで飾り気もなく、誇り高き田園都市の人たちが一緒にされたくない気持ちはよくわかります。しかし大変機能的にできています。「大勢の中間層を対象に」「贅沢ではなく簡素に」「しかし機能的にできている」ことがニュータウンの原型であることが、よくわかります。
このセンターは全体には低層で出来ていますが、シンボル的に写真のような高層もあり。この建物はTERMINUS HOUSEといって、オフィスかと思ったら住宅に転用され、単身者用の住宅もあるようです。こんな記事も…。ファミリーも住んでいるということですね。
隣接するショッピングセンターのほうに進んでみると、遊歩道に向き合っている低層の商店街。今の千里というよりは初期の千里の雰囲気と似ていますね。千里のほうが更新が早く回転しているということです。先輩のスティブネジのセンターも、シンガポールのここもよく似てるなあ。そう思って似たような撮り方をするから似て見えるのでしょうか?
荒んでいる感じもしないけれど、いまひとつパッとしないところも、すごく「ニュータウン」です!(ニュータウン愛好家がこんなこと言っちゃいかんか…)誰でも住める町ですからね。tattoを入れる店があるかと思えば、tatoo消しますとうたっている店もあり。何やってるんだろ?BODY SHOPなどの「ちょいといい」チェーン店も混ざっています。ハーロウ・ニュータウンの人口は約8万人弱で、千里のようにニュータウンの外側に市街地がつながっていませんから、その規模の商圏、購買力であることが見て取れます。(つづく)
コメント
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2021年 10月 10日
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2021年 10月 17日トラックバック:アートのいたずら(イギリス・ハーロウ) | アラウンド・藤白台
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2021年 10月 21日
興味深いです。多摩ニュータウン多摩センター、永山地区の地区センターの一部がこの形式でしたね。
泉北にはこのようなセンターはございませんが、千里では竹見台がそうでしょうか?
「この形式」「このようなセンター」が、具体的にどのようなことを示しているのかがわかりませんが…。建物の配置なのか、デザインなのか、タウンセンター>地区センター>近隣センターという階層構造のことなのか…?
道の両側に店が並ぶ旧街道形式のことです。案外珍しいです。
店舗の配置のことですね。千里では佐竹台、竹見台、北町などが「向き合わせ」になっていますが、いずれも途中で裾広がりにしたり、アレンジが入っていますね。
竹見台は緑道のメインルート沿いに配置していて珍しいと思いました。多摩ニュータウンの豊ヶ丘でもそうで、駅から近いのに結構にぎわっています。
佐竹台はメインルートからの枝道に沿って並んでいます。この形式なら泉北にもたくさんあります。