南千里駅の梅田行きホームから東を向いたアングルの定点写真をもう10年以上前に3回続けて出したことがあったのですが(2003年2007年2009年)、いきなり11年飛んで2020年です(途中も撮ってるんですがすぐにデータが出てこない…)。季節の変わり目の、不思議な色。

さすがに激しく変貌しています。村野藤吾の南地区センタービルが姿を消してマンションに変わっただけでなく、右手にあったメゾネットもマンションに建て替わり、右奥の千里ニュータウン最初の公社団地は市営住宅に建て替わり、左手奥にあった高野台のUR高層棟も建替中(陰になっています)。その奥に見えているのは、建て替わった府営住宅の高層棟です。この写真に写っている建物はすべて新顔になりました。容積感がグッと増していますね。高くなっただけでなく、道路に対して前に出てきています。

かろうじてこれが同じ場所だとわかるのは、手前の歩道橋と、中央分離帯のワシントン椰子があるからだけです。前の写真で左右の位置決めに使っていた街路灯すら、バスベイの新設で移動して消えてしまいました。バスベイを造ったために、この前後の街路樹も消えています。

途中の写真も再発掘してみよう…。通行人のマスクが2020年だと後世わかる目印…になってほしい!あと、ワシントン椰子、がんばれー!

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コメント

    • tcp1pp
    • 2023年 11月 20日

    先日、赤羽に誕生したURミュージアムを見学してきました。URの為か千里に関する情報や展示は殆どありません。旧日本住宅公団ですから、千里ではC棟に該当します。私が子供の頃暮らしたのはA棟、大阪府住宅供給公社です。
    千里でA棟、B棟、C棟、D棟、個人住宅の分布図ってあるのでしょうか。藤白台や佐竹台でC棟があった記憶が無い…
    ですが、C棟に暮らした方でなくとも、このミュージアムは一見の価値があります。千里にかかわる方ならシンクロ率は高いはず。

      • 奥居武
      • 2023年 11月 20日

      ありがとうございます。赤羽はぜひ見に行きたいんですが、まだ叶わず。公団と大阪府はライバル同士でしたから、公団の歴史の中で千里はいつも横に置かれています。とはいえ千里ニュータウンにも公団(UR)の団地は多数あり、これからの更新はそちらが中心になっていきますね。「A棟、B棟、C棟、D棟、個人住宅の分布図」は、南千里の情報館と千中のコラボに置いてある紺色の表紙のマップに詳細に書いてあります。ABCDとは書いていず、色分けですが。建替が進んで最初の計画と現況がズレてきていますので、マップは現況優先になっています。

  1. 2020年 10月 07日
  2. 2021年 10月 15日

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