千里南公園?ではありませんよ~(イギリス・スティブネジ)

(2013年8月に訪問した時の記録です。)タウン・センターから今度はアンダーパスになっている歩行者専用道で次の幹線道路をくぐると…そこには千里南公園が広がっていました。…というのは妄想ですが、この緑地と、水面と、その向こうに頭を出している高層住宅…。千里育ちには既視感アリアリのコンビネーションです。

水面はどうやら人工ですね。特にお洒落なカフェなどはありませんが、緑地は大変きれいにメンテナンスされています。TOWN CENTRE GARDENSと表示がありましたが、PARKと違う扱いになっているのかは、わかりません。

駅からタウン・センター(地区センター)を抜けて、大きな公園を抜けて、住宅地に連なる。駅の近くにだけ高層住宅をシンボリックに配し、その背後に中低層住宅を配する…という構成は、まさに千里ニュータウンそのものです。というか、千里のほうがこちらを模倣したのでしょう。

このような構成は、多摩センターにも見られます。フィンランドのタピオラも、そうなっていましたね。同じ20世紀中盤に、同じセオリーを参照しながら造られたニュータウンは、国をまたいでも自然と…いや意図的に?似てくるものなのでしょう。(つづく)

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